催眠療法について
催眠は、私たちの誰もが自然に体験したことのある正常な状態です。催眠の特徴としては、内的な注意集中と、内的な気づきの増幅、解離があります。
日常生活の中で経験する例としては、趣味に夢中になっていたらあっという間に時間が過ぎていた、仕事に没頭していたら名前を呼ばれているのに気づかなかったなどがあります。このように、催眠という言葉では理解していなくても、没頭する、熱中する、集中するなどの別の言葉で誰でも催眠を経験しているのです。
テレビのショー催眠の影響で、催眠でマインドコントロールされてしまうという恐れを抱いている人も多いと思いますが、催眠中も意識はあり、声も聞こえるし、覚えていられるし、会話もできるし、自分の受け入れたくないことは拒否することもできます。
催眠中の体験としては、集中力が増していたのを体験する人もいれば、リラックスを感じていたという人もいて、人それぞれなのです。
非現実的な期待が邪魔をしないように言っておくと、催眠療法は魔術ではありません。催眠療法の効果の60%以上はセラピー外で体験します。セラピーで感じる効果はほんの小さな違いかもしれませんが、小さな違いがのちに大きな違いになることは確かです。
パーツセラピーに催眠療法を組み合わせることで、深層に隠れているパーツに接触できるようになります。